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葛西研究室(生物電気化学)
電気化学計測
電気化学計測は、電極を微小化することにより局所領域の酸化還元物質の濃度分布の計測が可能です。細胞から消費する酸素や産生するサイトカイン、活性酸素種などの物質をng-fg/mLといった高感度な計測技術として有効であり、環境モニタリングや病気の早期発見のセンサとして期待されています。様々な化学物質に対する細胞や組織の影響による消費物質、産生物質を酸化還元電流、インピーダンスなどで評価することによって、小型で日々の健康チェックが可能な電気化学バイオセンサの開発実現を目指しています。



SECMによる免疫細胞の呼吸バースト評価1
多電極型バイオデバイスによる 光合成活性イメージング評価2
研究シーズ
- ・走査型プローブ顕微鏡による高感度酸化還元電流イメージング技術
- ・多電極型バイオセンサによる酸化還元物質のリアルタイムイメージング技術
- ・マイクロ・ナノセンシング電気化学デバイスの開発
- ・細胞チップ及び細胞シート化技術
参考文献
1. Front. Physiol., 05 February 2016 | https://doi.org/10.3389/fphys.2016.00025
2. Scientific Reports volume 9, Article number: 12234 (2019)