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佐藤研究室(レーザー工学)
固体レーザー技術に関する研究
固体レーザーは、高出力化の際にアレイ化やスタック化が必要な半導体レーザーとは異なり、高ビーム品質のまま高出力化が行えるため、また、比較的大口径のビームの発生も可能であるため、特に高出力パルスレーザーを必要とする応用に有効です。しかしながら、既存の固体レーザー技術では、利用可能な波長領域が限られているため、佐藤研究室では、中赤外領域や可視領域など波長のギャップ領域での新しい高出力レーザー光源技術を開発しています。



開発中の波長1.94μm帯Tm:YLFレーザー(左)と波長0.75μm帯アレキサンドライトレーザー(右)
レーザーのセンシング分野への応用研究
ガスや生体組織など特定のターゲットのセンシングでは、それに適した波長や出力、パルス形状、ビームパターンなどが必要になります。佐藤研究室では、開発したレーザーの波長やパルス形状などの制御技術に関する研究を行い、大気計測や生体計測などへのレーザーの応用を目指しています。


波長2.05μm帯Tm,Ho:LLFレーザーの波長制御(左)、2波長(1μm&1.3μm)発振パルスレーザーのタイミング制御(右)