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三浦研究室(認知神経科学・認知工学)
生体信号に基づく人間の認知状態推定
どんどん高度化・知能化してゆく情報システムと、それを操作する人間とが良い協働関係を築くためには、互いが互いの状態を把握することがとても重要です。人間がシステムを知ることと同じ様に、システムが人間を知ることができれば、両者の相互作用を良くすることが可能になります。 三浦研究室では,近赤外線分光法や眼電位などの生体信号を用いて、人間の心的作業負荷状態を推定する手法の開発、及び推定手法を用いたシステムの高度化・知能化の方法について研究を行っています。


生体計測実験風景:ウェアラブルデバイスで生体信号を計測し、計測信号から作業不可を
推定後、タブレット端末を用いてフィードバックする実験
複数人脳活動同時計測による協調作業の心理作用の可視化に関する研究
高度な情報通信システムの運用において、共同作業者間の相互影響すなわち場の空気はシステムの安全に影響を与える重要な要素です。場の空気を科学的に解明するためには、作業者同士の認知・心理的な相互影響を分析しなければなりません。 そこで、様々な形態の協調作業を行っている複数参加者の脳活動を同時に計測し、参加者間の脳活動同調度から協調作業の心理作用を解析することに取り組んでいます。

生体計測実験風景:同じ作業に取り組む実験参加者の脳活動を同時計測し、両者の相互作用と脳活動との関係を解析する実験