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下位研究室(材料・真空工学)

遠紫外線発光デバイスの研究

空気による吸収が始まる波長域から軟X線波長域までの紫外線(遠紫外線:200~250nmλ)は細菌・バクテリアの殺菌およびウィルスの不活化に有効であると報告されています。現在,遠紫外線を射出する素子は地球環境負荷低減の観点からLEDが殆どだが,with/postコロナ社会を迎える現状においては、よりより高出力な発光デバイスの出現が待たれます 下位研究室では,遠紫外線を射出する電子線励起による平面発光型デバイスの発光メカニズム解明およびLED以上の発光効率を有するデバイス基礎構築を行っています。
殺菌、ウィルス不活化への効果検証
当該素子による細菌・バクテリア・ウィルスの殺菌・不活化への効果を検証し,平面発光素子の実装技術を確立します。

下位法弘
電子線励起による遠赤外線発光素子構造

電子線励起による遠紫外線(UV-C)発光素子構造

研究シーズ

電子線入射および励起による遠紫外線発光素子

pnキャリア注入で紫外線を射出するLEDと同じ構造を持つAlGaN/AlN超格子構造に電子線を直接入射して遠紫外線発光を促すカソードルミネセンスの基礎構築技術を有します。

平面均一放射が可能な電子放出源

高結晶性単層カーボンナノチューブ(HC-SWCNT)を用いた電界電子放出による平面型電子線放出素子の構築技術を有します。可視域発光用蛍光体を用いた平面発光パネルを構築し,LEDと同等レベルの輝度効率を達成しました。

 

 下位動画
 
研究シーズ紹介動画
蛍光体を用いたパネルによる平面発光(発光面20×20mm)

蛍光体を用いたパネルによる平面発光